【寝屋川市】「ねやちょ筋プレミアム」とは?取り組み・イベント・相談窓口まで徹底解説

キーワード:寝屋川/ねやちょ筋プレミアム/取り組み/相談/イベント/筋肉量測定会/健康寿命

「最近、階段の上り下りがしんどい」「ペットボトルのふたが開けにくくなった」「歩く速さが以前より落ちた気がする」——そんな小さな変化は、実は筋肉量の減少が始まっているサインかもしれません。大阪府寝屋川市では、こうした市民一人ひとりの体の変化に早めに気づき、生涯にわたって自分の足で歩ける体を維持してもらうための独自の健康づくり事業「ねやちょ筋プレミアム」がスタートしています。

この記事では、寝屋川市の「ねやちょ筋プレミアム」について、事業が始まった背景、具体的な取り組みの中身、申込不要で誰でも参加できるイベント(筋肉量の測定会)の種類、そして疑問や不安を相談したいときの窓口まで、まとめて分かりやすく解説します。寝屋川市にお住まいの方はもちろん、近隣にお住まいで健康づくりに関心のある方も、ぜひ参考にしてください。

1. ねやちょ筋プレミアムとは?寝屋川市の健康づくりの柱

「ねやちょ筋プレミアム」は、第2次寝屋川市健康増進計画の大目標である「健康寿命の延伸」を推進するために、寝屋川市が市の特色ある健康づくりの柱として実施している事業です。市の名前である「寝屋川(ねやがわ)」と、筋肉を貯める「貯筋(ちょきん)」を掛け合わせたネーミングになっており、名前を聞いただけで取り組みの狙いが伝わる、親しみやすいネーミングが特徴です。

健康づくりというと「食事に気をつける」「たくさん歩く」といった漠然としたイメージを持たれがちですが、寝屋川市のこの取り組みは「筋肉」という具体的で測定できるテーマに軸足を置いているところが大きなポイントです。数値として自分の状態が見えるため、取り組みの成果を実感しやすく、続けるモチベーションにもつながります。

健康寿命とは何か

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく、健康で自立した生活を送れる期間のことです。単に長生きすること(平均寿命)ではなく、「元気に自分らしく過ごせる期間をいかに伸ばすか」が現代の健康づくりのテーマになっています。寝屋川市の「ねやちょ筋プレミアム」も、この健康寿命を伸ばすことを最終的なゴールに据えた取り組みです。

平均寿命と健康寿命の間には差があり、その差の期間は、介護や医療の支援を必要としながら生活する時間ということになります。この差をできるだけ小さくすることが、本人にとっての生活の質の向上につながるだけでなく、家族の負担軽減や地域全体の医療費・介護費の抑制にもつながっていきます。

キーワードは「ちょ筋」

事業名にも入っている「ちょ筋」とは、運動や食生活によって、ご自身のライフステージに応じた筋肉量・筋力を維持・向上させる取り組みのことを指します。若い世代なら筋肉を増やすこと、中高年なら減らさないこと——というように、年代ごとに目指す形は違いますが、「筋肉を意識して貯めていく」という考え方は共通です。

筋肉量は50代から年々減少していくとされ、特に下半身の筋肉量が減りやすいという特徴があります。太ももやお尻の筋肉は、立ち上がる・歩く・階段を上るといった日常動作を支える土台です。ここが弱ると転倒のリスクが高まり、転倒による骨折をきっかけに要介護状態になるケースも少なくありません。だからこそ、下半身を中心とした「ちょ筋」が重要になるのです。

「ちょ筋」で期待できること

寝屋川市は、筋肉量を維持・向上させることで次のような効果が期待できるとしています。

  • 筋肉量が多いほど寿命が長いとされている
  • 日常生活機能の改善
  • 糖尿病や高血圧などのリスクの低下、免疫力の改善
  • 認知症の予防
  • 生活習慣病(がん・循環器病・糖尿病など)の予防
  • 休養・睡眠の改善
  • 栄養・食生活の改善
  • 基礎代謝の向上

これらが積み重なった結果として、健康寿命の延伸に寄与するという流れです。筋肉は「動くための組織」であると同時に、代謝や体温調整、糖の取り込みなど、体全体の調子を左右する重要な臓器でもあります。筋肉を意識することが、結果的に体のあらゆる面によい影響を及ぼすというわけです。

2. ねやちょ筋プレミアムの取り組みは大きく2本柱

寝屋川市の「ねやちょ筋プレミアム」の取り組みは、「運動」と「食」という二つのアプローチで構成されています。どちらか一方だけでは筋肉は思うように増えません。運動で刺激を与え、食事で材料を補う——この両輪をそろえることが、事業設計の考え方になっています。

取り組み① 運動習慣づくりのためのアプローチ

一つ目の柱は、運動習慣づくりのためのアプローチです。その中心となるのが、骨格筋量の測定会です。各種イベントや市内の大型量販店、地域のコミュニティセンターなどで測定会が実施されており、市民が生活動線の中で気軽に自分の筋肉量を確認できるようになっています。

「まず測る」から始めるという設計には理由があります。運動を始めようと思っても、自分の現在地が分からなければ目標も立てられませんし、続けても効果が見えません。数値が出ることで「思ったより下半身が弱っている」「同年代の平均と比べてどうか」といった気づきが生まれ、それが行動を変える最初のきっかけになります。

取り組み② 食環境づくりのためのアプローチ

二つ目の柱は、食環境づくりのためのアプローチです。寝屋川市は「3食食べても『栄養』が不足する」という問題提起をしています。しっかり食べているつもりでも、内容によっては筋肉の材料が足りていないことがあるためです。

市が挙げている背景には、次のような点があります。

  • 噛む力や飲み込む力は、気付かないうちに弱っている
  • 50代から「食べる肉の量」が減る
  • シルバー世代に多い問題の食事パターン(食事回数が減る、間食が増える、単調でバランスが偏る、1食抜く、軽く済ませる など)

そこで寝屋川市が打ち出しているのが「たんぱく推し」という考え方です。筋肉に大切なのはたんぱく質であること、特に朝こそたんぱく質を摂りたいこと(コーヒーとトーストだけで済ませていませんか?というメッセージが印象的です)、そして3食毎回摂りたいこと、ちょっとした工夫で食生活に取り入れられることが強調されています。

市の公式サイトには、保健所の管理栄養士が監修した「筋肉の鍵を握るたんぱく食」というページも用意されており、具体的な食材の選び方や取り入れ方を確認できます。缶詰や乳製品、卵など、手軽に使える食品を活用する提案もあり、料理が苦手な方や一人暮らしの方でも実践しやすい内容になっています。

3. 参加できるイベント|寝屋川市の筋肉量測定会

「ねやちょ筋プレミアム」の中で、市民が最も参加しやすいイベントが筋肉量の測定会です。令和8年度は筋肉量の測定をメインに、市内のさまざまな場所で測定会が実施されています。会場の種類は大きく3つに分かれます。

イベント名測定内容対象・ポイント
商業施設での測定会筋肉量と骨密度を測定市内の大型量販店など、買い物のついでに立ち寄れる会場で実施
筋よう日(きんようび)筋肉量と骨密度を測定定期開催型のイベント。令和8年6月より測定会場が1階に変更
アクティブシニアの筋肉測定会筋肉量を測定65歳以上の市民が対象。望が丘ブランチ会場は利用登録証が必要

なお、上記のほかに各種イベント会場での測定も予定されており、日程が決まり次第、市の公式サイトに掲載されます。具体的な開催日・会場・時間は市の「測定会」ページに一覧で掲載されているため、参加を検討している方は最新の情報を必ずご確認ください。

対象者と参加方法

測定会の対象は寝屋川市民で、65歳以上の方が優先となっています。18歳未満の方は測定をお断りしています。参加にあたって申込は不要で、開催時間内に会場へ足を運べばその場で測定を受けられます。混雑した場合は待ち時間が長くなることもあるため、時間には余裕を持って行くとよいでしょう。

「アクティブシニアの筋肉測定会」は65歳以上の市民を対象とした測定会です。会場のひとつである望が丘ブランチを利用する際には利用登録証(カード)が必要になります。初めて利用する方は身分証明書を持参のうえ、受付で登録手続きをしてください(即日登録が可能です)。また、望が丘ブランチは車を敷地内に入れることができないため、徒歩または自転車での来場が必要です。

参加前に知っておきたい注意点

測定会に行く前のチェックポイント ・体のご事情により(ペースメーカー使用中など)、測定をお断りすることがあります。 ・両足を裸足になって測定します。ストッキングやタイツを履いたままでは測定できません。 ・靴下など、裸足になりやすい服装でお越しください。 ・約2分間、立った姿勢を保つ必要があります。

測定の流れ

筋肉量の測定はインボディ(体成分分析装置)を使って行われ、手順はとてもシンプルです。

  • 問診票を記入する
  • 両足とも裸足になる
  • 機械の上に立ち、両手・両足を指定の場所(銀色の電極)にのせる
  • 両手は脇を少し開けて下に降ろす
  • 測定開始(約2分間、立位を保持)

所要時間は短く、着替えも不要です。買い物や用事のついでに立ち寄れる手軽さが、この取り組みの継続性を支えています。

測定はどのくらいの頻度で受ければいい?

寝屋川市は、運動・食事などの生活習慣の改善から筋肉量の変化を見るには、6か月に1回の測定を推奨しています。筋肉は数週間で劇的に変わるものではないため、半年というスパンで振り返るのが現実的というわけです。1回測って終わりにせず、「前回はこうだった」と比較できる状態をつくることが、取り組みを続けるうえで大きな力になります。

4. 相談したいときは?寝屋川市の問い合わせ・相談窓口

「測定結果をどう受け止めればいいのか分からない」「自分に合った運動量を知りたい」「食事のとり方を相談したい」——そうした疑問が出てきたときのために、寝屋川市には相談できる窓口が用意されています。

測定会・健康づくりに関する相談

測定会の日程や内容、健康づくり全般については、寝屋川市 健康づくり推進課が窓口です。所在地は寝屋川市池田西町28番22号(市立保健福祉センター1階)で、健康づくり担当の電話番号は072-812-2002です。このほか、総務担当は072-812-2372、保健事業担当は072-812-2374となっています。

ねやちょ筋プレミアム事業全般に関する相談

事業そのものの趣旨や全体像に関することは、寝屋川市 保健総務課が担当しています。所在地は寝屋川市池田西町28番22号(保健福祉センター2階)、電話番号は072-829-7771です。

いずれの課も、市の公式サイトからメールフォームで問い合わせることもできます。電話がつながりにくい時間帯や、じっくり文章で相談したい場合はメールフォームの利用が便利です。なお、測定会のページは市サイトの「健康づくり・教室・相談」というカテゴリの中に置かれており、栄養相談や各種健康教室の情報も同じエリアにまとまっています。測定会以外の相談を希望する場合も、まずはこのカテゴリをのぞいてみるとよいでしょう。

持病がある方、通院中の方、体に不安のある方は、運動や食事の内容を大きく変える前に、かかりつけの医師にも相談してください。市の窓口と主治医の両方の助言を得ることで、より安心して取り組みを進められます。

5. 今日から始められる「ちょ筋」のヒント

測定会に参加するのは半年に1回でも、「ちょ筋」そのものは毎日の生活の中で積み重ねていくものです。特別な器具やジム通いがなくても、日常の中でできる工夫はたくさんあります。

  • 椅子から立ち上がる動作をゆっくり行う——太ももやお尻の筋肉に効く、最も手軽なトレーニングのひとつです
  • エスカレーターやエレベーターの代わりに、無理のない範囲で階段を使う
  • 買い物や散歩の際、少しだけ歩幅を広げて歩いてみる
  • 朝食にたんぱく質を一品足す——卵、納豆、ヨーグルト、豆腐、しらす、ツナ缶など
  • よく噛んで食べる習慣を意識する(噛む力の維持は食べる力の土台です)
  • テレビを見ながら、かかとの上げ下げやつま先立ちを取り入れる

大切なのは、頑張りすぎないことと、続けられる形にすることです。痛みが出るほどの運動や、極端な食事制限は逆効果になりかねません。「昨日より少しだけ体を動かす」「今日はたんぱく質を意識する」——その積み重ねが、半年後の測定結果に表れてきます。

6. まとめ|寝屋川で「筋肉を貯める」暮らしを始めよう

寝屋川市の「ねやちょ筋プレミアム」は、健康寿命の延伸という大きな目標に向けて、「筋肉」という分かりやすい入口から市民の健康づくりを後押しする取り組みです。運動習慣づくり(骨格筋量の測定会)と食環境づくり(たんぱく推し)という2つのアプローチで構成され、商業施設での測定会、筋よう日、アクティブシニアの筋肉測定会といったイベントに、申込不要で参加できます。

筋肉量は50代から少しずつ減っていきますが、いくつになっても運動と食事で維持・向上を目指せるのが筋肉の心強いところです。まずは近くの会場で自分の筋肉量を測ってみる。数字を知ることが、健康寿命を伸ばす第一歩になります。

分からないことや不安なことがあれば、寝屋川市の健康づくり推進課(072-812-2002)や保健総務課(072-829-7771)に相談してみてください。最新のイベント日程や会場の詳細は、寝屋川市公式サイト内の「ねやちょ筋プレミアム」および「測定会」のページで確認できます。

※本記事は寝屋川市公式サイトの公開情報をもとに作成しています。日程・会場・実施内容は変更される場合があるため、参加前に必ず市の公式サイトまたは各担当課で最新情報をご確認ください。