私有地内の巣は市の費用負担で駆除できます|お問い合わせTEL:072-829-7721
「自宅の軒下にスズメバチの巣ができてしまった」「庭木にバスケットボールほどの大きな蜂の巣を見つけて怖くて庭に出られない」——寝屋川市にお住まいで、こうした不安を抱えていませんか。スズメバチの駆除は専門業者に依頼すると数万円かかることも珍しくなく、費用面で二の足を踏んでしまう方も多いはずです。
しかし寝屋川市では、市内の私有地内にできたスズメバチの巣について、市の負担でスズメバチ営巣駆除を行う制度が用意されています。つまり、一定の条件を満たせば市民の自己負担は無料。大阪府内でも珍しく、北河内地域では初めての取り組みです。
この記事では、寝屋川市のスズメバチ駆除無料制度の内容、対象となる私有地内の巣の条件、申請から駆除までの流れ、そしてスズメバチを見つけたときにやってはいけない行動まで、まとめてわかりやすく解説します。
スズメバチの巣を見つけたら、まずは寝屋川市 保健衛生課へ TEL:072-829-7721
1.寝屋川市のスズメバチ駆除は「無料」で受けられます
寝屋川市は、スズメバチによる刺咬(しこう)被害を未然に防止し、市民の安心・安全な生活を守ることを目的として、令和6年度から市の負担によるスズメバチ営巣駆除をスタートさせました。「営巣」とは、蜂が巣作りのために活動していることを指します。
これまでスズメバチの駆除は、原則として土地の所有者や管理者が自らの責任と費用で行う必要がありました。実際、ねずみやその他の衛生害虫については現在も市が直接駆除を行っておらず、駆除費用は自己負担が原則です。その中でスズメバチだけは、危険性の高さから公費負担の対象として切り出されている、という位置づけになります。
公費負担によるスズメバチ駆除は大阪府内でも実施している自治体が限られており、北河内(寝屋川市・枚方市・交野市・門真市・守口市・大東市・四條畷市)の中では寝屋川市が初めてでした。寝屋川市にお住まいの方にとっては、ぜひ知っておきたい制度と言えます。
- 制度名:寝屋川市スズメバチ営巣駆除
- 開始時期:令和6年度(2024年度)から
- 費用:条件を満たす場合、申請者の自己負担なし(無料)
- 窓口:寝屋川市 健康部 保健衛生課 電話:072-829-7721
2.無料駆除の対象者|ポイントは「私有地内の巣」であること
寝屋川市のスズメバチ駆除の対象となるのは、寝屋川市内の私有地を所有、使用または管理する方です。ここでいう私有地とは、一般住宅・店舗・事務所などの公共施設以外の土地を指します。
対象になる場所の例
- 持ち家の庭木・生垣・軒先・ベランダ・物置・エアコン室外機まわり
- 借家やアパート・マンションの敷地(所有者や管理会社との調整が必要な場合があります)
- 個人商店や事務所の敷地内・外壁・看板の裏
- 駐車場や資材置き場など、自身が管理している土地
対象にならない場所の例
- 市立公園、学校、道路、河川敷などの公共施設・公共用地
- 寝屋川市外にある土地・建物
公園や道路など公共の場所でスズメバチの巣を見かけた場合も、放置すると危険です。その場合は施設の管理者や市の担当課へ情報提供をお願いします。判断に迷うときは、まず保健衛生課(TEL:072-829-7721)に相談すれば、適切な窓口を案内してもらえます。
3.駆除の対象となるスズメバチの巣の条件
寝屋川市の無料駆除は、すべての蜂の巣が対象になるわけではありません。対象となるのは、次の条件にあてはまる巣です。
- スズメバチが現在活動している巣であること
- 住宅地や通学路など、日常的に人が出入りする場所の付近にある巣であること
逆にいえば、すでに空になった古い巣や、人がほとんど立ち入らない山林の奥にあるような巣は対象になりにくいということです。スズメバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に再利用されることはありません。前年の古い巣が残っているだけであれば、緊急性は高くありません。
4.要注意!対象外となるケースと落とし穴
申請前に必ず確認しておきたいのが、対象外となるケースです。ここを誤解していると「無料になると思っていたのに自己負担になった」というトラブルにつながります。
(1) スズメバチ以外の蜂は対象外
アシナガバチやミツバチなど、スズメバチ以外の蜂の巣はこの事業の対象外です。これらについて市は相談には応じていますが、駆除は管理者責任での対応となります。指定業者が現地に赴いた際にスズメバチ以外の巣だと判明した場合は、業者と相談のうえ、駆除するなら有償(自己負担)です。その際は現場確認後の見積り金額に納得したうえで依頼してください。
(2) 自分で駆除した後の「事後申請」は対象外
これが最大の注意点です。寝屋川市の制度は、市を通して指定業者に依頼した場合のみが対象で、駆除後の申請は対象外となります。「先に民間業者に頼んで駆除してもらい、あとから市に費用を請求する」という使い方はできません。スズメバチの巣を見つけたら、自分で動く前にまず市へ連絡することが、無料で駆除してもらうための絶対条件です。
(3) 駆除に伴う建物の傷や損壊は自己負担
駆除作業に伴って家屋等の傷その他の損壊が発生した場合、その損壊や復旧にかかる費用は駆除を申請した方の自己負担となります。寝屋川市および指定業者は賠償責任を負いません。壁の内部や屋根裏に営巣しているケースなど、作業内容によっては建物に手を入れる必要が出ることもあるため、事前に業者としっかり打ち合わせておきましょう。
5.申請方法とスズメバチ駆除までの流れ
寝屋川市のスズメバチ営巣駆除の申請は、次の流れで進みます。
- 保健衛生課へ申請する。市ホームページの電子申請フォームから、巣の詳細・氏名・電話番号などを入力します。電子申請が難しい方は委任状(PDF・Excel)を提出する方法もあります。
- 市から指定業者へ駆除を依頼します。
- 指定業者から申請者へ電話が入りますので、駆除の日程を相談します。
- 指定業者が駆除に伺います。駆除作業が行われるときは、必ず立会いをお願いします。
蜂の種類が自分では特定できない場合は、市ホームページの「ハチについて」のページで特徴を確認するか、保健衛生課のメールアドレス宛に巣の写真を添付して相談することができます。電話(072-829-7721)でも相談を受け付けています。無理に近づいて写真を撮る必要はありません。ズーム機能を使い、安全な距離から撮影してください。
6.スズメバチの巣の見分け方|アシナガバチとの違い
無料駆除の対象になるかどうかは、蜂の種類で決まります。代表的な蜂の巣の見分け方を押さえておきましょう。
スズメバチの巣の特徴
- 4月から11月頃にかけて作られる、マーブル(大理石)模様の丸い巣
- 出入口は1つだけで、巣の内部は外から見えない
- 樹木の枝に作ることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にも作られる
- 屋根裏、床下、壁の隙間、換気口など閉鎖空間に営巣することもある
アシナガバチの巣の特徴(対象外)
- 傘やシャワーヘッドのような形で、六角形の巣穴がいくつも露出して見える
- 蜂が脚をだらりと下げ、ふらふらと飛ぶ
巣の形が傘の形をしていて穴がいくつもあるようであったり、ふらふらと飛んでいるようであれば、アシナガバチなど対象外の蜂である可能性が高いと考えられます。判断に迷う場合は自己判断せず、必ず市に相談してください。
7.スズメバチの活動カレンダー|早期発見が費用と危険を減らす
スズメバチの巣は、季節によって大きさも危険度も大きく変わります。年間の動きを知っておくと、点検すべきタイミングがわかります。
| 時期 | スズメバチの状態と駆除のポイント |
| 4月~5月 | 冬眠から目覚めた女王蜂が単独で巣作りを始めます。巣は小さく、とっくりを逆さにしたような形。働き蜂がいないため最も安全に駆除できる時期で、費用も抑えやすい「狙い目」の時期です。 |
| 6月~7月 | 働き蜂が羽化して数が一気に増え、巣も急速に大きくなります。防衛本能が強まり始めるため、この時期以降の自力駆除は非常に危険です。 |
| 8月~10月 | 巣の規模と攻撃性がピークに達し、スズメバチによる刺傷被害が最も多発する時期。巣に近づくだけで一斉に攻撃されることがあります。 |
| 11月以降 | 新女王蜂が巣立ち、働き蜂は寿命を迎えて活動を終えます。巣は空になり、翌年に再利用されることはありません。 |
蜂の巣の駆除費用は、巣の大きさや蜂の種類、営巣されている場所などさまざまな条件によって異なりますが、巣の発見が遅くなり、駆除の時期が遅くなったものほど費用も多くかかる傾向にあります。初期段階での発見と対処ができるよう、自己の所有地の状況を日頃からよく確認しておくことが大切です。
8.スズメバチの巣を見つけたときのNG行動
スズメバチは他の蜂と比べて攻撃性が高く、不用意に巣を刺激した場合、大きな被害を受けることがあります。次の行動は絶対に避けてください。
- 市販の殺虫スプレーで自力駆除しようとする(一斉に反撃され、複数箇所を刺される危険があります)
- 巣を棒でつつく、水をかける、燃やす
- 巣の近くで草刈り機や高圧洗浄機など、振動・騒音を出す作業をする
- 黒っぽい服装や、香水・整髪料の強い香りをつけて巣に近づく
- 蜂に向かって手で払う、大声を出す、走って逃げる
万一スズメバチが近くを飛び回ったら、姿勢を低くし、静かにゆっくりとその場を離れるのが基本です。特に8月から10月は巣が大きく攻撃的になっているため、「小さい巣だから自分で取れそう」という判断は禁物です。
9.もしスズメバチに刺されてしまったら
スズメバチに刺されたときは、次のように対応してください。
- 刺された蜂は仲間を呼ぶ警報フェロモンを出すため、まずその場からできるだけ早く離れます。
- 傷口を流水でよく洗い流し、患部を指でつまんで毒液を絞り出します。口で吸い出すのは避けてください。
- 患部を冷やし、体を締め付けない姿勢で安静にします。
- じんましん、めまい、吐き気、息苦しさ、意識がもうろうとするなどの症状が出た場合は、アナフィラキシーショックの可能性があります。ためらわず119番通報し、救急車を要請してください。
過去に蜂に刺されたことがある方は、2回目以降に重いアレルギー反応が起きるリスクがあります。症状が軽く見えても、早めに医療機関を受診しましょう。
10.スズメバチの営巣を防ぐ予防対策
駆除と同じくらい大切なのが、巣を作らせない環境づくりです。春先の点検を習慣にしましょう。
- 4月から5月にかけて、軒下・ベランダ・物置・室外機の裏・生垣・庭木を月に一度は目視点検する
- 屋根裏や床下、換気口、壁の隙間など、閉鎖空間への入口をふさぐ
- 庭木の剪定を行い、風通しと見通しを良くする
- 屋外に置いたジュースの空き缶や生ごみを片付け、蜂を寄せ付けない
特に女王蜂が単独で活動する4月から5月は、巣がまだ小さく、被害リスクも費用も最小限で済みます。この時期にスズメバチの巣を見つけたら、迷わず寝屋川市 保健衛生課(TEL:072-829-7721)へご相談ください。
11.よくある質問(FAQ)
Q1.本当に無料で駆除してもらえるのですか?
A.寝屋川市内の私有地にあるスズメバチの活動中の巣で、市を通して指定業者に依頼した場合は、市の負担で駆除が行われます。ただしスズメバチ以外の巣であった場合などは自己負担となります。
Q2.賃貸住宅に住んでいますが申請できますか?
A.対象は私有地を所有、使用または管理する方です。賃貸の場合は所有者や管理会社と関係が生じるため、事前に管理者へ連絡したうえで保健衛生課にご相談ください。
Q3.すでに業者に頼んで駆除しました。あとから申請できますか?
A.できません。市を通して指定業者に依頼した場合のみが対象で、駆除後の申請は対象外です。
Q4.アシナガバチの巣も無料で駆除してもらえますか?
A.アシナガバチやミツバチなどは今回の事業の対象外です。相談には応じてもらえますが、駆除は管理者責任での対応となります。
Q5.駆除の当日は立ち会う必要がありますか?
A.はい。駆除作業が行われるときは必ず立会いが必要です。日程は指定業者と直接調整します。
Q6.駆除した後も蜂が飛んでいるのですが大丈夫ですか?
A.巣を駆除した後に戻ってくる「戻りバチ」は、帰るべき巣を失った蜂なので、数日から2週間程度で自然にいなくなります。数が多く危険を感じるときは指定業者にご相談ください。
まとめ|寝屋川市でスズメバチの巣を見つけたら、まず市に連絡を
寝屋川市では、私有地内にできたスズメバチの巣について、市の負担による駆除制度が整備されています。ポイントは次の3つです。
- 対象は寝屋川市内の私有地にある、スズメバチが活動中の巣
- 自分で駆除したり民間業者に直接依頼したりする前に、必ず市へ申請すること
- アシナガバチ・ミツバチなどは対象外で、自己負担での対応となること
スズメバチは春から秋にかけて巣を大きくし、8月から10月には非常に攻撃的になります。「まだ小さいから様子を見よう」と先延ばしにするほど、危険も費用も膨らんでいきます。庭木や軒先に丸くてマーブル模様の巣を見つけたら、絶対に自分で触らず、まずは電話で相談してください。
スズメバチ駆除のお問い合わせ・ご相談窓口 寝屋川市 健康部 保健衛生課 電話:072-829-7721(ファックス:072-838-1152) 申請は市ホームページの電子申請フォームから。蜂の種類がわからないときは、写真を添えてメールで相談することもできます。
※本記事の内容は寝屋川市の公表情報をもとに作成しています。制度の内容や受付状況は変更される場合がありますので、申請の際は必ず寝屋川市ホームページまたは保健衛生課(072-829-7721)で最新情報をご確認ください。
関連キーワード:寝屋川市 スズメバチ 駆除 無料/寝屋川市 蜂の巣 駆除/スズメバチ 駆除 費用 寝屋川/私有地 蜂の巣 撤去/大阪 北河内 スズメバチ 公費負担/寝屋川市 保健衛生課 072-829-7721
